2017.5.22 NEW! ESサーベイの実施効果
当社では『従業員満足度調査』(以下、ESサーベイまたはサーベイと記します)を受けたまわっています。
当社が扱っているESサーベイには2種類あり、主に社員対象のサーベイとパート・アルバイトスタッフ(以下、スタッフと記します)対象のサーベイです。それぞれ、調査内容や結果の活用目的は異なります。
今回はスタッフ対象のサーベイの実施効果について"改めてわかったこと"をまとめます。
当社ではこのサーベイを年3回、一定期間を設けて実施してしています。実施企業(店舗)様は小売業・サービス業で年間のべ約600店舗が実施され、スタッフからの回答は15,000件以上にのぼります。
小売業・サービス業の場合、スタッフは企業というより所属の店舗やチームへの帰属意識が高いため、サーベイの質問はESにかかわる問題点は店舗やチーム内で発見できること、を想定した聴き方をしています。例えば、「店舗内のコミュニケーションについて満足していますか?」や「業務に必要な情報提供は十分ですか?」といったような質問です。
先日、このサーベイを直近2年半以内に実施された企業様・店舗様対象に『サーベイ結果の活用状況やサーベイ効果について』アンケートを実施しました。
アンケートの回答数は約150件で、企業のトップから中間マネジメント層、店長、スタッフといった、いろいろなお立場の方から回答を得ることができました。
その中でESサーベイの実施効果について明確にわかったことが3点あります。
1.ESサーベイ結果の活用についての質問には「店舗やチームの状態や運営状態の推移を把握するための指標としている」という回答が約50%を占め、次いで「店舗やチームの今後の施策立案のための参考としている」が約20%でした。つまり実施企業(店舗)様の約70%が店舗やチームの運営改善に活用されています。
2.ESサーベイ後の店長やリーダーの変化についての質問の回答では「店長やリーダーが普段のコミュニケーションや業務指導を通じて、スタッフと積極的に関わるようになった」が50%を超え、次いで「店長やリーダーが率先して、整理整頓や手本としてルールを遵守するようになった」が約20%でした。つまりサーベイ結果がチームリーダーに自覚を促し、リーダーとしての行動に影響をもたらしています。
3.ESサーベイ後のスタッフの変化について、という質問には「店長やリーダーに対して、主体的にコミュニケーションを取るようになった、主体的に仕事にとりくむようになった」という回答が約40%、次いで「率先して、整理整頓やルールを遵守するようになった」が約20%を占めました。このことは企業(店舗)様がスタッフが意見を言える場や機会設けることによって、スタッフに主体的参画を促している、ということを示唆しています。
以上のことから、ESサーベイは単に「従業員の意見や不満を詳らかにする」ことに止まらず、店舗やチームのリーダーの行動を変え、スタッフ自身の行動にもプラスの効果をもたらしていることがわかりました。
なおESサーベイは定期的に実施する(年1~2回)ことで、店舗やチームの状況を知るための定点観測指標となることは言うまでもありません。
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